「あっ…あぁっ…スザクぅ…」

軋むベッド。

艶やかな吐息とあえぎ声。

「ルルーシュ…」

スザクはルルーシュの名前を呼び、そして口付けた。

少し苦しそうな、鼻に掛った声がルルーシュから漏れる。

舌を絡め、息をし、なんとか窒息は間逃れた。

スザクが教えた舌の絡め方、スザクが教えた息継ぎの仕方…

他の誰に教わったものでは無い、スザクのみに教わった抱かれ方をルルーシュはする。

スザクとしか交わった事が無いルルーシュにはそれは当然の事なのだが、

それでも自分の色に染まっているルルーシュを見るのはスザクにとって気分が悪いものでは無かった。

スザクはルルーシュから口を離す。

そしてルルーシュの目を見つめてから優しく微笑んだ。

「スザク?」

とろけた瞳でルルーシュが見つめ返せば、スザクは可愛いと囁いて再度口付ける。

「ぁんっ…んぐっ…んっ……」

長いキスが終わり、快感に潤んだ目を開いてスザクに向けるルルーシュ。

優しいスザクの瞳と視線が交わる。

「どうかしたの?」

キスと愛撫のみで熱ったルルーシュは、呆けた表情でスザクを見上げていた。

「あのね…あの…名前を、呼んで…」

「いつも呼んでるよ?」

スザクは改めてそう言われ、不思議そうにルルーシュを見つめた。

すると、ルルーシュは首を勢い良く左右に振る。

「違うっ!あの…気持ち良くて…躰と魂が離れちゃいそうになるから…魂が何処

かに行かない様に呼んで欲しい……」

顔を真っ赤にしながらそうルルーシュは訴える。

そんな姿がスザクにはとても可愛らしく感じられ、思わずルルーシュを抱き締めた。

「うんっ!ずっと、いつまででも呼ぶよ!!」

いつまででも発言が嬉しくて…

ずっと一緒に居ようと言われているみたいで…

ルルーシュは心が暖かくなるのを感じ、幸せだと思うのだった。

=END=



**あとがき**
惚れ込んで書かせて頂いたものの第2弾です。
1つ目と同様に森田さまのみフリーです。
07.10.21
本家様は此方です→